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美しき大豪邸マンダリンハウス<マカオ>Mandarin's House

  • 執筆者の写真: Mariko Yamaguchi
    Mariko Yamaguchi
  • 7 日前
  • 読了時間: 4分

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【Mandarin House】鄭家屋敷 マンダリンハウス


コタイ地区のホテル、カール・ラガーフェルドをチェックアウトしてタクシーで向かったのはマカオ歴史地区にあるマンダリンハウス(鄭家屋敷)。


今回の旅の目的はふたつだけ。ひとつはカールラガーフェルドに泊まること。もうひとつはマンダリンハウスに来ること。


マカオの主な観光地は遠い昔に回ったので今回は自分の行きたい所だけに的を絞ってピンポイントに楽しむ弾丸旅。自由気ままにおひとりさまだからできること😊


🔹マンダリンハウスは1869年以前に富豪で文豪の鄭観應によって建てられた、中華様式に西洋や外国の様式を取り入れた建物で占有面積4000m2、総部屋数60以上というマカオで最大規模の住居として世界遺産にも登録されている。


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タクシードライバーに紙に書いた道路の名前「高棲街」を見せて乗り込み、コタイ地区からは15分ぐらいで到着。この辺りはホテルのあったエリアと違ってマカオらしい風景に包まれている。タイルに描いた道路名や細い道や古い建物がひしめきあっていて静かなエリア。


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小雨が降っていたせいか、くすんだ空の色と建物の色が同化して見える。


入り口らしき小さな門のところには小姐がいるので「マンダリンハウスですか?」と確認して内部へ。


満月を模している円形の入り口から振り返ると見えるのは月門(Moon gate)という昔使われていた門。古びた緑の鉄格子が素敵。中へ入った瞬間にレトロでノスタルジックな世界へと惹き込まれてしまった。


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グレイのレンガも明かり取りの鉄の細工もカビの生えた壁もくすんだ瓦も、なにもかもが切なく美しい。妄想の世界が止まりません(笑)


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こんなに哀しく切ない色の紫陽花を初めて見た気がする。


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内部はいつか見た写真から想像はしていたけれど、それ以上に広くて、美しくて、ノスタルジックでフォトジェニック!ここが多くの映画撮影に使われたというのも納得。


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ため息✨


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内部の各部屋は清潔さが保たれ気持ちよく鑑賞することができるのが嬉しい。どこもかしこも美しくて写真を撮っていたらあっというまに時間が経ってしまう。


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商人や来客がたくさんあり、いつも応接室はにぎわっていたと内部の資料に書いてあった(気がする)。あまりに部屋数も多いので見逃した部屋も多数あるみたい。


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ここは使用人の作業部屋だったような・・・記憶が曖昧でごめんなさい😅


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飾り細工も照明も窓も壁の色もすべてが好み。花様年華ファンなら悶絶級だと思う。


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 鳥籠が並ぶ心地良い二階の窓から眺める中庭に想いを馳せる。この窓からどんな人や愛や人生を眺めていたんだろうと。


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窓の上のアーチ型装飾も美しい。


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ワタシもチャイナドレスを着てここで写真を撮ってみたいと思ってしまった。その時はプロのカメラマンにお願いしようっと(笑)


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この中庭を眺めながら休めるテーブルや椅子で何時間でもいられそう。


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入り口のすぐ近くにはお土産を売っているショップもあり。




あまりにも素敵だったマンダリンハウス。大人女子的香港迷の皆さま、もしマカオに行かれたらここはマストで訪れて欲しい。こういう場所を色々と探して旅してみるのも楽しそう。まだまだマカオは知らないことがたくさんあるのでこれからは1日か半日のマカオトリップを組み込んで楽しみたい。


次の投稿はお目当てのカフェへ。



🔹マンダリン・ハウスの建設は1869年まで遡ることができる。ここは中国の著名な文学者・鄭観応(1842-1921)の旧宅であり、彼の経済開放に関する著作は光緒帝、孫文、毛沢東に影響を与え、中国の歴史的変革を促進した。マンダリン・ハウスの建設は鄭観応の父・鄭文瑞によって始められた。敷地面積は約4000平方メートル。門楼、中庭、使用人棟、主人棟などからなる複合建築群は、バラ通り沿いに120メートル以上にわたって延びている。建築様式は主に中国風であるが、装飾モチーフには微妙な西洋の影響が見られ、マカオにおいて中国建築が異なる文化の様式を融合し始めた時期を象徴している。主要建物では、主居室を二階に配置するという、伝統的な中国住宅のレイアウトでは珍しい非伝統的な計画手法が採用されている。建物の上部構造、建材の選択、フリーズの彩色レリーフ装飾、扉の細部などには中国建築の構造原理が認められる。一方、扉や窓の上部にあるアーチ状の装飾の漆喰細工、天井の装飾用漆喰、インドでも一般的な技術である真珠母貝の窓パネルの使用などには西洋やその他の影響が表れている。引用元:マカオ世界遺産「マンダリンハウス」



 10:00~18:00 (最終入場 17:30)

 休館日 水曜日 、 入館料 無料


📍10 Travessa de Antonio da Silva

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