top of page
執筆者の写真Mariko Yamaguchi

大人女子旅京都 夏の嵐山で味わうアランデュカスの世界 @ MUNI LA TERRASSE / MUNI KYOTO



桂川を流れる涼しげな水の音と競い合うようにざわめく蝉の声。そのすぐ向こうに萌え立つ夏の嵐山。

京都からバスで45分、嵐山で降りるとそこは渡月橋。まるでタイムマシーンに乗って降り立ったかのように、遠い昔に何度か渡った渡月橋がゆるやかに弧を描いています。


渡月橋のすぐ近くに2019年にオープンした「福田美術館」のペアホテルとして、2020年夏に開業したラグジュアリーホテル「MUNI KYOTO」。


嵯峨嵐山の美しい大自然を十分に取り込むことを意識し、建築と庭が融合するよう配慮された建築デザインはあのポーラ美術館をデザインした安田幸一氏。どうりで大開口と緑と直線的なデザインが素敵なワケです。

この「MUNI KYOTO」内にあのアラン・デュカス率いるデュカス・パリのフレンチレストランがふたつあります。


京都の食材で作るフレンチ(ディナーのみ)「MUNI ALAIN DUCASSE」 至極のコンテンポラリーレストラン(朝食・ランチ・ティータイムのみ)「 MUNI LA TERRASSE」

今回楽しみにしていたのは姪たちとの「MUNI LA TERRASSE」でいただくランチ。



大開口のガラス越しに、嵐山を存分に眺められる景色はため息が出ます。知ってはいましたが「眺めの良さ」がこれほど強く心に響き、これからの食事への期待感を高めてくれるということを改めて実感。ワクワクを超えてふるえるような期待感が湧いてきます。


ホテルの周りは庭園がぐるりと取り囲んでいるため、その緑も美しいフレイムのよう。窓から眺められる桂川や渡月橋、景色もごちそうとはまさにこのこと✨



この美しいグリーンのガラス玉が施されたグラスは川の流れにゆれる藻をイメージしているそう。美的センスの高さに一堂テンションだだアガリ(笑)



席に着くと、お茶を発酵させたドリンクが。つまりアレですね「紅茶キノコ」欧米ではセレブの間でKONBUCHAとして人気があるヘルシーなドリンクです。



飲み物のボトルが並んでいるだけでもうっとり✨女子心トキメキまくりです(笑)



乾杯はピンクの泡(カベルネロゼ)と白い泡(シャルドネスパークリング)で。姪たちも日常からのエスケイプを楽しんでいます。



ランチは【MENU DEJEUNER en 4Plats】プリフィックススタイル 全4品をチョイス。


アミューズ・ブッシュは南フランスの伝統的なソッカ(ひよこ豆のガレットのようなもの)と仔牛もも ツナマヨネーズ添え 。美味しくて、スタートからいきなり悶絶。 ソッカにはキジハタ(白身の魚)がトッピングされていて、ライムと山椒がほのかに効いて絶品。もっと食べたい、おかわりしたいという欲望を抑えるのが大変でした。 ※ソッカとは、ひよこ豆のクレープやガレットの様なもので、ひよこ豆の粉に水、オリーブオイル、塩を加え、パン釜や大きな鉄板にのせて焼いた食べ物。ニースを始め南フランスの伝統的なローカルフード



仔牛をいただくために使うSpork(スプーンとフォークが一体となったもの)の形が可愛すぎて萌え♡柔らかい仔牛とクリーミィなソースがこれまた美味しすぎて説明できません。



オードブルは3人三様にチョイス

花ズッキーニのファルシ 蛸と烏賊の軽いソテー(私)

じゃがいものニョッキ セージとジロール茸(姪1号)

フォアグラ ア・ラ・プランチャ ブラックチェリー(姪2号)

花ズッキーニのファルシ 蛸と烏賊の軽いソテー マリニエール。クリーミィなチーズの香る甘い花ズッキーニと魚介の風味とクリームソースがアートのよう。



じゃがいものニョッキ セージとジロール茸 スイバのピューレ。姪はその美味しさに言葉もなく唸っておりました(笑)


※スイバは野草でありハーブ。別名ソレルとも呼ばれるハーブで、酸味を加えてくれるアクセントとして西洋では多く用いられている



フォアグラ ア・ラ・プランチャ ブラックチェリー。コクのある香りの熱々のフォアグラはブラックチェリーとの相性抜群。



姪たちのものもバッチリお味見させていただきました。美味しかったです。ホントに美味しいものは美味しいとしか表現できません。


米粉と糠のパン/もっちり感と風味がたまらなく美味。お代わりしたら他の料理が食べられなくなるので我慢したことを悔やむほど。。。😢



ノンガスウォーターを入れるグラスさえ、ラリックかと思う美しさ✨



*スープはトマトと野菜のスープかオマールエビのビスク。これはもう迷いなく全員オマールエビのビスク一択で。美味しゅうございました♡



メインは3人共お肉をチョイス

フランス ラカン産ピジョン 茄子のコンフィ ソース・サルミ(私+姪1号) 北海道産仔牛のロティ キャベツのファルシ(姪2号)


大好きなクローシュ(蓋)がサッと取られる瞬間、慌てて「待ってください」とリクエストして撮った貴重な一枚(笑)↓



フランス ラカン産ピジョン 茄子のコンフィ ソース・サルミ。カリッと香ばしい焼き上がりと野生味のあるレバーのような風味のピジョンに添えられたソース・サルミは強すぎず上品でデュカスらしさを感じるひと皿。姪も私も食べ終わるまでお皿に集中でした(笑) ※ソース・サルミは特に野鳥料理(ジビエ)に使われるソース。香ばしく焼いた野鳥のガラと香味野菜にワインとフォンを加えて煮出し、骨の中のエキスを押し潰すようにしながら漉したソース



北海道産仔牛のロティ キャベツのファルシ。柔らかで食べやすい仔牛とキャベツのファルシがこれまで食べたことがないぐらい美味しいと姪♡



メインの後はフランボアーズのコンフィチュールが入ったプティシュー 宇治茶のクリーム。 姪たちはコーヒーを、私はアールグレイをいただきました



季節のフルーツのヴァシュラン(私+姪2号)。生姜・パイナップル・ココナッツミルク・メレンゲ・柑橘系ジュースが効いた夏らしい味。


ル・ショコラ・アラン・デュカスを使ったガトー・モワル(姪2号)



熱々のチョコレートケーキにチョコのグラニテを添えて、それはもうチョコ好きには反則レベルの美味しさ!



料理・ホスピタリティ・景色、どれも素晴らしく、食事が終わってもその余韻が冷めやらぬ私たちはしばらく夢見心地でした。


パリ、モナコ、ロンドンのアラン・デュカスの3ツ星レストランで経験を積んできたユーグ・ジェラール氏がエグゼクティブシェフとして厨房を仕切っています。この素晴らしく美味しい料理を味わうためだけにでも、また嵐山に来たい!フツフツと湧いてくるこの欲望を抑えきれません(笑)


食後は支配人のご好意でガーデンテラスも見せていただきました。レストランから真横にスライドした配置のため同じ景色と庭園の緑が美しく、広々として開放的なテラスでした。もう少し涼しくなったらこちらで過ごす方が気持ち良さそうです。



レストランの入り口前には「BOUTIQUE」があります。“シグネチャー”のブリオシュやル・ショコラ・アラン・デュカスのクーベルチュールを使用した2種類のオリジナルチョコレートタブレットなどを購入することが出来ます。



今回はレストランだけを目当てに来たけれど、この素晴らしい嵐山の景色に溶け込む「MUNI KYOTO」は、いつかは絶対に泊まりに来たい憧れのホテルとなりました♡



SPECIAL THANKS: TOMOYUKI YANO (Director of food & beverage)


☎︎075-873-7770


コメント


bottom of page