海辺のミシュランレストラン<西貢> 勝記海鮮酒家
- Mariko Yamaguchi
- 5月27日
- 読了時間: 4分

【勝記海鮮酒家】
香港に来たら絶対に食べたいものベスト3に入っているのは海鮮料理。どうやっても香港以外では食べることができないその美味しさは格別です♡
街中の至る所に美味しいお店はたくさんあるけれど、できるだけ海の側で食べたいと思うワタシはできれば郊外で潮風を受けながらローカルの人たちと一緒に過ごす場所が理想的。この日はたくさんある候補の中からオシャレな人や西洋人が多く住むリゾートエリアの西貢に連れて行ってもらいました。
香港に到着した日の夜に仲良しの香港ブロガー Kanと鑽石山(ダイヤモンドヒル駅)で待ち合わせ、そこから小巴(ミニバス)に乗って25分ぐらいのショートドライブ。昔ほどじゃないけどびゅんびゅん飛ばす小巴も大好き♪

バスターミナルから降りてすぐ、数十年ぶりに見る西貢の景色は穏やかな夕暮れ。


海辺に沿って並ぶ有名レストランは観光客で昼間はかなり混むけれど夕方は控えめな感じ。そういえば昔ワタシもあの店の水槽の前でカブトガニを持たせてもらったなぁなんて思い出しながら通り過ぎる。

お店が立ち並ぶ辺りから端の方へ海づたいに歩くと朱色と金色のファサードを持つアンティークな赤の建物が現れる。大きな木には可憐なランタンが灯されていてロマンティック😍
写真で見るより実物の方がもっとホワホワして可憐なの。あまりの可愛さに思わず友人としばらくの間写真撮りまくりw

古さの中にも品があって素敵。

テラス席のテーブルに付くと穏やかに日が暮れてゆく。その夜はもうひとり参加するはずだったMaggie が体調不良でダウンしたため、3人分を2人でシェアして楽しみました。

他の店とは一線を画すコースメニューはお店推奨の料理ばかりでカスタマイズしてくれた特別なコース。どれも初めて食べる上品な味わいでそれまでの大蒜ガッツリな海鮮のイメージはどこかに吹き飛んでしまった。さすがミシュラン店⭐️
*脆皮滑豆腐
墨烏賊と絹豆腐の2種のフライ

左)ゴムのように弾む弾力の烏賊のフライはチリソースをつけて
右)絹豆腐はクリーミィで滑らか、醤油系のソースで
*蕃茄薯仔木瓜煲魚湯
パパイヤとトマトの魚スープ

ほんのり香るパパイヤの甘さと柔らかな味わいの魚のスープ。

香港ならではの大きなシャコに乾杯(笑)こんなに大きな生のシャコは初めて😳

*花雕酒醉瀨尿蝦
酔っ払いシャコ え?酔っ払いエビでなくてシャコ?

蟹みたいにハサミでチョキチョキ、一歩間違えるとグロいくらいのビジュアルですが(笑)
花雕酒の香りは得も言われぬ芳香を放ち、シャコの身の甘さと混ざり合う✨
やだ、これ美味しすぎる!
花雕酒→長期熟成させた紹興酒。

*紅酒糟粉絲蒸鮮元貝
貝柱と春雨の紅麹蒸し

紅麹の赤が効いた美しい色合いの春雨はピリッと辛くて、ほんのり甘ずっぱい。

*椒鹽鮮鮑魚
活き鮑の胡椒揚げ

分厚くてすごい弾力の鮑はふっくらと揚がったブリブリの身が甘い。
*薑汁炒芥蘭
ガイラン生姜炒め

硬めでサックリした茎としんなりした葉先に生姜がピリリ。

*泰式糟池鮮蝦伴香苗
活きエビのタイカレー風味

レモングラスやこぶみかんの香り高いソースはジャスミンライスで食べるのがお約束。

*自家製甜品
金木犀とカルピスのゼリー

スタートからデザートまで満足度の高いハイレベルのシーフードで大満足!美味しい海鮮料理と共に流れる静かな大人の時間にとーっても癒された夜でした。
ここなら大量の大蒜や油でウッとなることもありません。
↑わかる人はわかる、香港海鮮あるある(笑)
素敵な2階のお部屋も見せてくださってかなり気に入ってしまった。
いつか「海鮮女子会」で使いたい❤️

すっかり暗くなって海鮮街のネオンを見ながらお別れ。今回もワタシの願いを叶えてくれた朋友(香港友人)に感謝。彼女たちのおかげでワタシの香港はより美味しく楽しくなるのです。♡多謝♡



西貢はオシャレなカフェや美味しいお店がたくさんあるので次回は昼間に来てゆっくりと街歩きも楽しみたい。本当はもっと素敵なお店がたくさんあるけど到着が遅めだったのでほとんど写真は撮れず😅 滞在時間がたっぷりある方やリピーターにお勧めのエリアです。
西貢のお店まではMTRで最寄りの駅へ、そこから小巴で来られます。宿泊しているホテル(出発地)からGoogleMapで経路を調べると最適なルートがわかります。
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