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  • 執筆者の写真Mariko Yamaguchi

大人女子旅京都 絶景&フレンチ@レストランひらまつ高台寺



その素晴らしいビューが目に飛び込んできた時、胸の鼓動が高鳴りました。

大きく広がるテラスから見える京都らしい古い街並みと八坂の塔。旅に出る前からイメージしていた光景が期待通りに目の前に現れた瞬間です✨

桜の季節が終わる頃に友人と訪れた京都、食いしん坊な大人女子旅は「レストランひらまつ高台寺」からスタートと決めていました。

京都なのにフレンチ?と思うかもしれませんが、実は世界中からの観光客が多い京都には、地元の食材を用いた美味しいフレンチのレストランがたくさんあるのです。ならばあえて和食でなくて、フレンチとシャンパンという組合せでのスタートもアリかなと。


烏丸御池近くからタクシーで高台寺付近へ向かい、二寧坂(二年坂)からは徒歩で。パークハイアット京都の見える脇道から坂を登ると、すでにひらまつのスタッフが出迎えのために待っていてくれました。


およそ100年ほど前、大阪の両替商 清水吉次郎の邸宅であったという「十牛庵」の名前がかかった立派な門をくぐり、すぐ左の建物がレストランひらまつです。



看板にある「十牛庵」は京料理の料亭で、フレンチと同様にひらまつの経営です。表門から玄関へ続くアプローチは有名な庭師七代目小川治兵衛によるもの、奥に建つ数寄屋作りは名工・上坂浅次郎ならびに北村捨次郎により明治41年に高台寺の高台に建てられた素晴らしい建築です。秋には紅葉もことさら美しいとか。この入口からの光景を見るだけでも京都の風情を存分に感じられます。



ひらまつの店内へは高級ホテルを思わせる贅沢なエントランスから、朱色の塗りが施された通路を通り、エレベーターで3階のフロアへと上ります。



ゆったりとした美しいフロアを抜けて事前に予約しておいたテラス席に通された時は、描いていたイメージの通りの京都の光景が広がり、友人と舞い上がりました。幸運にも雨の予報が曇り空に変わった瞬間でもありました。



ワインやスパークリングウォーターも明るいテーブルでいただくと余計に美味しい。



シャンパンとミモザで乾杯の後、コースは予約していた「春 PRINTEMPS」をゆっくりと味わいました。



*アツアツのチーズ風味のシュー



*紅ズワイ蟹のラビオリ グリーンピースの軽いスープ 雲丹添え / お皿の上にスープを注いでもらうスタイル、グリーンピースと蟹の香りが相まって食欲をそそる


*フォアグラのパヴェと鴨胸肉の燻製のサラダ仕立て 日向夏添えバルサミコのエッセンス / 柔らかで弾力のある鴨はスモークが効いて香ばしく、焼きたてのフォアグラにバルサミコソースの甘酸っぱさがよく合う


*桜鯛のポワレ アサリと春キャベツのエチュベ 季節野菜とともに



春の香りをぎゅっと閉じ込めたアサリの旨味や空豆の甘さが優しいクリームのエスプーマをまとったひと皿、桜鯛の香ばしい皮や甘い白身の塩気が絶妙



*ホロホロ鶏 胸肉のローストともも肉のコンフィ 新牛蒡のピュレとモリーユ茸添え ジュー・ソース / 久しぶりに食べるホロホロ鶏のしっとりした柔らかさとソース(少し和を感じる味付け)が感動的なひと皿



どれを飲んでも美味しいワインに、友人のお代わりは止まらないw



*チーズプレート/ 残念ながら満腹でギブアップ、リベンジしなくては!



*ハッサクの軽いタルティーヌ ミルクチョコレートのアイスクリーム / 緑色はピスタチオのクラッシュ、ハッサクの酸味とほろ苦さが見た目の愛らしさに反し大人の味


*紅茶とプティフール / 小ぶりの焼き菓子はどれも美味で満腹なのに食べずにいられない



素晴らしい景色と美味しいワインやシャンパン、そしてどの料理も丁寧に作られた正統派のフレンチでありながら、かつ軽やかで、旬と新しさを存分に感じる味わいでした。シンプルな言葉でいうなら ”パーフェクトな美味しさ” を堪能しました。そして、良いお店には必ず良いスタッフがいる。どのスタッフも皆、最初から最後まで温かくきめ細かなホスピタリティでもてなしてくれました。

京都を訪れる大人女子の皆さまに心からお勧めできるステキなレストラン。次回は紅葉の時期にぜひ訪れたい! SPECIAL THANKS : Koji Ikeda (Manegerand chef sommelier) : Mr,Murata



〒605-0826

京都府京都市東山区高台寺桝屋町353

☎︎ 075-533-6063

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