
【Melody-House of Food and music】 (2024年10月末で結業)
こちらのお店はワタシがブログ更新を怠っている間に惜しくも閉店(結業)してしまいましたがマネージャーのJJ氏のご厚意によりオープン直後に訪問することができたので、ワタシの思い出として残しておきたく書いています。
本日のミッション
*新オープンの大人な店へ@Melody
香港もリピーターになってくるとみんなが知っている有名店ではなくて、むしろみんなが知らない新しいお店に行きたくなるもの。観光客ではなくジモティが行くようなローカルなお店や新オープンのお店などにです。普段から香港の情報をSNSやネットから拾っては次はここへ行こうなどと行き先をピンしておくのも楽しみのひとつ。
そのお店「Melody」は2023年にオープンしたばかりの素敵なミュージックラウンジ。ワタシの大好きな西營盤の第三街にあります。
ここは料理、ワイン、音楽を融合させ、五感で楽しめる新しいダイニング&エンターテイメント・スポット。多くの人が家族のように寛げて楽しめる空間がコンセプトでした。
新しく広めな空間には大きくて美しいマーブルのカウンターテーブル。調理道具までもが美しく見える。

レコードが並ぶDJブースはゆったりしたソファが素敵なリビング風。

ソファとクッションの色合いがオシャレ♡

椅子が全部柔らかなソファというスタイルはくつろげる。

3人の香港迷はドキドキしながらカクテルで乾杯。

カーテン越しの向こうは艶かしいレストラン。気になるわ(笑)

レストランを通り抜ける時にちらりと見えた美味しそうなデザートとしっかりした厨房。

と、ワタシたちのテーブルに焼きたての大きなスフレとチョコボールが!なんとマネージャー氏からのサービスでした😳

きゃーーーっ、素敵な紳士がかしずくお姿は犯罪レベルに素敵すぎる♡♡♡
それは格別に美味しいスフレでした。そりゃあそうよねw

さらにご厚意で店の奥の妖しい赤のネオン管や照明が印象的なパーティルームも見せてくださいました。今となっては微塵もお役にも立てなくて申し訳なかったと悔やまれます😢
多国籍な都市香港ならでは西洋人とアジア人が仲良く同居する、そんな香港を感じながら楽しい夜を過ごしました。まさかこれがこのお店での最初で最後の夜になるともしれず。
この時の彼と彼女の笑顔が今も忘れられません。

香港にはもうひとつの側面があったことを思い出しました。それは今日あったものが、人が、味が、お店が、人情が、次に来た時には消えているかもしれないということ。もう20年も通っている間に何度涙をのんだことでしょう。以前から変化のスピードが速い香港では店舗の存続は常に激しい競争と売り上げの波に揉まれているから、次に渡港した時には跡形もなく消えていて、そこにいた人に二度と会えなくなるというドラマもありがちです。

ちなみにマネージャーのJJ氏とワタシにはちょっとした歴史があります(笑)ワタシの心の中にある一方的な思いと出来事です。
約6年半前、中環にあった大好きな美しい英国レストランのマネージャーでいらした彼。ある時、アフタヌーンティ大人女子会で利用させていただきました。お会計の頃に姿を消した彼はその支払いを不要と指示していたのでした。「プロモーションですから」とスタッフに言われ驚きながら全員でお店をあとにしました。それからお礼も言えないままお店は閉店。コロナの波に飲み込まれた香港の飲食業界で彼を探すのは不可能でした。ところが一昨年、コロナ明けで初訪問した時にたまたま寄ったThe Upper House で再会、JJ氏も覚えてくれていて、お礼をいうこともできましたし、この新しいお店 Melodyにご招待いただいたのです。
何度か書いていますが香港は人と人の距離が近く、そして温かい。たとえワタシのような旅行者でも、外国人でもです。覚えていてくださって、優しくしてくださって本当に嬉しい。そして6年前よりもさらに素敵になっていらっしゃいませんか?
この日ご一緒した友人たちもうっとりでした✨♡✨
2018年アフタヌーンティでお邪魔した時のブログ→ヴィンテージなアフタヌーンティ <中環> Gough's on Gough
さらにブログを書きながらお店の住所を確認しようと調べていたら、この「Melody」もすでに閉店していたことが判明し、ショックで気が遠くなりそうでした!またしても彼を見失ってしまうのか😭と悲嘆に暮れていたら、幸運にも連絡が取れまして次回はまた新しい場所で再会できるでしょう。嬉しい♡
今回はワタシの思い出に付き合っていただきありがとうございました。どの出会いもお店もワタシの大切な香港の1ページです。これからも大好きな香港を、香港にいる人たちや香港迷の皆さまたちと分かち合いながら自分目線で旅していけたらいいな。
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