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執筆者の写真Mariko Yamaguchi

秋葉原で見つけたアートなフレンチ@KUFUKU± (暮富食)ディナー編



「東京」「フレンチ」そんなキーワードで検索していて見つけた素敵なフレンチレストラン・KUFUKU± (暮富食)。しかも、フレンチのイメージがあまりなかった秋葉原という立地に驚きました。まず、名前が読めませんでした😅 KUFUKU± (暮富食)「クフク」と読むそうです(笑)実際にお店にお邪魔してみると、さらに色々な驚きが待っていました。


アンティークなど古いものを愛するオーナーが、築70年の古民家を改装しフランス料理店としてオープン。お店を任されている竹中政治シェフは有名ホテルやレストランを経て、かの豪華客船・飛鳥IIでも腕を奮っていた方だそうで、日本の伝統的な発酵や熟成、各地の郷土料理をアレンジして古さと新しさを調和良く、美しく提供してくれます。



メニューはコースとアラカルト。私が頼んだのはシェフのおまかせコースで、すべての料理が大変美味しく感動的でした。いただいた料理名はメニューの通りに書いておきます。


*最中 愛知県産鰻、ロックフォールチーズ、酒粕



左)*ゴールドラッシュ(とうもろこし) 鮑、どぶろく

右)*発酵玄米 屋久鹿コンソメ、枝豆、カタバミ



*フォアグラ西京焼き フランス産鴨肉、苗目のハーブ



サワーが効いたVANER ヴァーネルのパンとひしこ入りバターと美味しいフレンチワイン



*スズキ358焼き お米、河内晩柑、焼き葱



そしてお肉のメインは屋久鹿のロースト!屋久鹿の角が乗ったプレートの見事なプレゼンテーションには驚きました。何しろお皿に角が乗っているというビジュアルは初めてだったので、ダイナミックな盛り付けに惚れボレしてしまいました。


屋久鹿は屋久島と口永良部島のごく一部にしか生息していない小型のニホンジカで、天然記念物の苔やシダを食べ成長するという希少な鹿です。屋久島の鹿を食べてもよいことに驚きましたが、今まで食べた鹿の中で一番クセがなく、ジビエ臭もせず、身も柔らかでとても美味しい。感動の一皿でした♡



左)ラーメン 開花桜麺、鮎、ハマグリ

中央)ピスタチオアイス

右)ショコラブラン ほうじ茶、メロン



アラカルトで頼んだ大根ステーキ。味噌の風味が香り、食べ終わるまでずっと熱々でした。



二階は天井板を外して剥き出しの梁や電線が昔懐かしい。狭い階段もアンティークの照明もいい雰囲気。



小さな和室には金庫のような扉が・・・その中はワインセラーになっていて、美味しそうなワインがズラズラーっと並んでいました。秋葉原という意外な立地と古民家で、和を感じる驚きの創作フレンチ(かなりリーズナブル!しかも美味しい!)を美味しいワインと楽しむなら、ぜひ!と強くお勧めしたいのですが、本音はここぞという時に誰かを連れて来たい、驚かせたい、隠しておきたいほど素敵なお店です。日を改めてランチ編もご紹介いたします。



*ディナー シェフのおまかせコース:¥6500

*ランチ おまかせコース:¥3500




東京都千代田区外神田4丁目11−8

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