【にく稲 六本木】
六本木の隠れ家で淡雪のように溶ける雪室芳醇和牛を味わう至福の夜。
昨年ですが、夫婦で夜の六本木デートにでかけて来ました。デートと言ってもやっぱりお食事がメイン(笑)久しぶりに東京タワーを正面に見ながら飯倉方面へと歩きます。
「お肉が好き」で、「キレイなお店じゃないと嫌」で、「味にうるさい&ヘルシー嗜好」の夫のために選んだ焼肉レストランはまさにドンピシャな隠れ家。
細長でシンプルな店内は焼肉屋さんとは思えない、まるで高級な会員制レストランのよう。席に着くなり、彼の顔もゆるみまくり。
普段は単独行動が多いワタクシですが、久しぶりに夫婦でデートなのでいただいたのは「雅」コース✨
白菜キムチとナムル2種盛り合わせでスタート
たっぷり新鮮野菜のにく稲彩サラダ
ふたりで悶絶した、この美しいお肉は牛赤身肉のふわふわかき氷。お肉なのに淡雪のようにふわりと口の中で溶けてゆく。凍らせた赤身を極限まで薄くスライスしてあるからすぐに食べないと溶けてしまうのです。今まで食べたことのない食感と驚愕の美味しさにしばしボー然(笑) (このメニューは寒い季節限定だそうなのでお店に要確認です。4/10現在はまだメニューにあり。)
ここで雪むろ芳醇和牛への興味が一気に湧いてきたので色々お聞きしてしまいました。 雪むろ芳醇和牛はA5ランクの黒毛和牛を雪深い上越地区の雪室貯蔵室で約30日間熟成させたもので、チーズやバターのような熟成香とふわりと柔らかな肉質が特徴だそうです。なるほど!
これだけサシが入っているのに生でも焼いてもお口の中に過度な脂が一切残らずスッキリしているのは雪室熟成のおかげなのかと感心するばかり。東京ではこちらでしかいただけないという貴重なお肉です。
美しいロースターで焼かれる肉たちはどれも上品な香りで柔らか。各部位ごとに異なる調味料と味付けで丁寧に調理されているから繊細で程よい塩梅にお酒がすすみます。お酒はビールの他、深雪花という雪むろで貯蔵された赤ワインをいただきました。G20のサミットでも出された新潟のワインはフルーティでスッキリ、こちらのお肉によく合います。
シャトーブリアンてその名前からして罪よね✨
塩肉盛り合わせでは上タンがぷりぷりで甘味が強く、シャトーブリアンはお箸で難なく切れる柔らかさ、赤身わさび焼きの生ワサビまで甘くて良い香り。
一緒に全面焼き目をつけた内股肉は一度調理場へ下がり、低温調理され再度瞬間スモークの煙と共にテーブルに戻ってきます。
すっきりとした赤身肉、その深い旨味が噛むたびにジュワッと染み出します。美味しいっ!
あれ?黒トリュフ・・・
これはもしかして・・・アレかしら?
美しいサーロインが網に乗り・・・はぁはぁ、ふたりで「待て」(笑)
サーロインすき焼きは最も楽しみにしている食べ方。お店の方が完璧に焼いて卵に乗せ、トリュフをかけてくれます。
普段、トリュフは食べないワガママ夫もこれには悶絶!お代わりしたかったと言うほど。高級品は食べられるという「舌」が憎らしいわ(笑)お肉をいただいた後のタレをご飯にかけるTKGの美味しさは反則級❤️
タレ肉盛り合わせの希少部位はそれぞれ異なるソースやフルーツと一緒に食べるという贅沢さ。どのお肉も個性的な味わいを活かしながらとても上品な味わい。
黒ニンニクを乗せたハラミ、甘酸っぱいニンニクと柔らかなハラミが絶妙。
焼き肉を堪能した後は、すだち香るへぎそば冷麺。かんずりと麺つゆのシャーベットが効いた冷たいおそばは最高の〆の麺。へぎそば大好きな私はお変わりしたかったほど。
デザートの柚子のシャーベットも少しミルクが入っていて、アイス好きな夫も大喜び。あれこれウルサイ夫を完全攻略した夜でした。
「ここはもう焼肉屋さんというくくりでは失礼だね、お肉を色々な味付けで楽しめるお肉料理のレストランと呼ぶのがふさわしいね」というのが食いしん坊夫婦の一致した感想で、この内容でこのお値段はむしろお安く感じるほど。落ち着いた店内で美味しいお肉のコースは大人デートにぴったり。また、親しい友人や海外からの客人もお連れしたいと思える上質な隠れ家レストランでした。自分で写真を見返しても、また食べたい!と美味しさがよみがえります。現在、夫に催促中(笑) にく稲
東京都港区六本木3-17-2MF六本木 3F 050-3177-4629 ♢雅コース 13,000円 (ふわふわかき氷含む) ほか10000円〜13000円 月~金 17:00~翌4:00 (L.O 3:00) *完全個室は23時迄 23時以降のご予約はお電話にてお問合せください。 土・日・祝日 17:00~23:00 (L.O 22:30)
日曜営業 ↓予約は以下からも可能
Comments