< Hongkong-Day9>
この日は大好きなシェフの軌跡を辿って、2ミシュラン獲得のイタリアンレストラン Octuvium(オクタビウム)へ。
ワタシが香港での「西洋料理に目覚める」キッカケとなったシェフ Bjoern Alexander 氏の作り出す繊細で美しい料理に会うために。
前回シェフにお会いしたのは2020年シャングリラのフレンチ Petrusで、その後コロナを経て今回は中環のイタリアン Octuvium へ(香港のシェフ事情あるある)。
メッセージで渡港のことをお知らせしてみたら、なんとシンガポールに新たにオープンの MATERA にエグゼクティブシェフとして赴任されるタイミングと重なり…この時は香港を離れているとのこと。がーん😨
お忙しいにもかかわらず「心配しないで。僕がいなくてもここでは僕の料理を食べることができるし、席もキープしておくからね!」と優しいメッセージをくれたのでした(涙)。 bjoernシェフとの再会叶わずとも彼の料理をいただけるだけで幸せ♡ 中環のC出口を出て德輔道中(Des Voeux Rd)を歩くとすぐに見つかる「Hongkong International Medical Center」が目印のビル。1階には同系列のイタリアンVENEDIAが入っている。
ビルの8階までエレベーターで上がると、そこは2ミシュラン獲得の店らしく落ち着いていて、客層も給仕の人たちもポッシュな雰囲気漂う素敵な空間。明るいフロアの大きなガラス窓の向こうは中環らしいビル群を映し出すフレームのよう。
家具の色合いもお上品で素敵♡
テーブルの上には可愛いベネチアングラス。
この日は軽めのランチコース、ひとつひとつの料理がbjoernシェフの作り出すいつものスタイル。たとえジャンルがフレンチからイタリアンに変わっても繊細で優しく美しい彼の料理そのものだということにただただ感動するばかり。
お菓子のようなトマトのマリネ
キャンディみたい♡
四角いグリッシーニとブレッド、オリーブオイルが超美味。
Blue lobster🦞 (starter) 青ロブスター(ワタシ)
シェフご自慢の絶品なソースと共に、うーん、美味しい✨
Tuna tartare (starter) ツナのタルタル(友人)
Black truffle tagliolini トリュフのパスタ(ワタシ)
パスタが見えなくなるぐらいたっぷりと
クリームソースのパスタ(友人)
Mayura beef sirloin ビーフサーロイン (ワタシのメイン)
驚くほどシンプルなフェイスの裏にはそう見せるための丁寧で手の込んだ調理法が隠れている。味わいは奥深く、火入れは絶妙。
Turbot ヒラメ(友人のメイン)
オレンジの香りのマドレーヌ風、柑橘のパート・ドウ・フリュイ
カプチーノ
料理はその作り手を表すということを改めて思い起こさせてくれるbjoernシェフの料理たち。日本料理にも造詣が深い彼の優雅で繊細な味わいはいつも期待以上の美味しさを提供してくれる。それだからか日本人の口にもとてもよく合うと思う。
今、こうしてその写真を見ているとひと皿ごとにこれまでの彼の軌跡と料理に対する情熱が、そして温かな優しい笑顔までもが浮かび上がってきて胸が熱くなる。
しばらくはシンガポールでの彼の活躍を心から応援しつつ、また香港に戻る日があるかもしれないと期待を込めていつまでも追いかけていきたい。これってある意味ワタシの食の推し活なのかも(笑)
現在 bjoernシェフはいないけれど、こちらは本当に素敵な大人のお店です。もちろん他のシェフも実力派だからいつ行っても美味しいものがいただける。中環らしい景色とリッチな雰囲気がこれまた香港ならではの素敵なイタリアン。リピーターなら、たまにはこんなミシュランレストランで優雅にランチをいただくのもアリかな。いつもと違う香港に会えるはず。
KAYOちゃん、素敵なランチにお付き合いありがとう♡
📍8/F, One Chinachem Central, 22 Des Voeux Rd Central, Central, 香港 TEL +852 2111 9395
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